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 2017年05月25日(木)  酒の味さえどうでもよくて、
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朝5時半、男たちが集まる。




曇天の空の下、艤装を始める。


世間的にはインテリジェンス層と呼ばれる男たち。

私ともう1人を除いては。

何故、彼等は睡眠時間を削ってまでもサバニに乗るのだろう。



無風のゲレンデ、凪いだ海。

数時間後には世の中を回すべく、陸に散って行く。


エクストリームな朝。



困窮な我が身を忘れられる120分。

潮をclubhouseのシャワーで洗い流し街へ。



久しぶりのyazawaを聴きながらハイウェイを東へ。



♫酒の味さえどうでもよくて♫


オールドロックンロールがエークで擦れた、


左手を癒す。そんな朝。





週末は顔のデカイメンバーが集う大顔練。




ビックフェースナンバーワンの彼女が仕切る。

 2017年05月18日(木)  Manchester by the Sea
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会社を休み健診の結果を聞きに行く。






名前を呼ばれ診察室へ。



八十歳くらいの医者。


「お前さんどれくらい生きるつもりだ。」

「え。」

「え、じゃない。医師から言えば迷惑なんだよあんたみたいな人は、」


「タバコ吸っていて、デブ。今、50だからあと20年このままで生きられればいいだろうと思っているんだろ。」


「医師はね、そんな人でも助けなければならない義務があるんだよ。」


そこから1時間説教が始まった。

自分が禁煙するのに21年間かかった事。

小学校でタバコについての授業をしている事。

食べ物は過ぎたら栄養でなく、毒だと言う事。

駄目な医者が多いから年々医学部の入試が難しくなってる事。



人生においてのいろいろな話。


「ここまで話せば初診料2150円もらっていいだよ。」


医者の話にここまで感動した事はない。


看護師さんが、

「先生、次の患者さんがおりますので、それくらいで、」


ありがとうございましたと頭を下げ出ようとした時。


「おい、タバコ置いていけ。」

タバコを渡すと付箋紙をはり名前と日付を書く。


「来年、取りに来い。」


「いいか、食い物は一割減らして、タバコはどうせやめられないんだから、一本づつ減らしていけ。」





何か、死んだ親父に説教されているみたいで、


検査結果を改めて見てみると、全て正常値。


体が小さく目は鋭くとも優しい顔の老医師だった。




平日の休みはなかなか無いので、

映画を観にシネコンへ。

Manchester by the Sea


こんなに切なくて美しい映画は見た事がない。

人間とは、家族とは、夫婦とは、

息苦しくて席から立てない。握った拳の力が抜けない。


反比例するマンチェスターの美しい海。




やめたはずの煙草に火をつける。

 2017年05月12日(金)  ジミーのように
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昨日は3人で久々のエクストリーム練習。

平日の出勤前にサバニで海へ。

最高に贅沢な時間、沖縄の舟サバニ。


クラブハウスでシャワーを浴び車のキーを回す。

アクセルを踏みかけた時に電話が鳴った。

高校の同級生からの久しぶりの電話。

「はい、なんだよ。」

ぶっきらぼうに答える。

「武石さんですか。」

「はい。」

「兄が今朝亡くなりました。」


妹さんからだった。

野球部の同級生、トボけた奴だが最高の奴だった。


「俺、ジミーに似てるべ。」

「似てねえよ、馬鹿。」



青春という本のページが白紙になっていく様で。


奴の家に遊びに行くとお袋さんがいつもサータアンダギーを作ってくれた。



「お前なに、ハーリー乗ってるの、」

「ハーリーじゃねーよ、帆掛けサバニだよ。」

「馬鹿じゃねえの。」

「そのうち久米島にも行ってやるよ。俺なら楽勝。」




そんな会話が最後の会話だった。





同じ時代を生きてきた。





ダサかったけど、最高だったよ



♬だけどハートはジミーのようにとびきりイカしたロンリーエンジェル♬


だったよな。




日曜日、サバニ終わりで奴の葬儀に参列する。


金城。もう慶留間と飲んでんだろ。

一言だけ言っとく。草刈正雄のモノマネは俺の方が上手い。


じゃあな。





写真撮影:カニ

16の春。



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