2010年02月11日(木)16:02
出合は。突然に。
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昔から、船は女性によく例えられる。
2008年 初冬 彼女との出合は突然だった。 {たうてぃ} 久留和からの帰り道。車の中では今日のカヤックツーリングの話しで 盛り上がっていた。昨日沖縄から遊びに来ていた友人の一人が、ふと 窓の外を見て「あれ、サバニじゃない。」車を止めて、言われた方向を 見てみると,,,,胸が高鳴り。最初に出た言葉が「やっと、会えたね。」 華奢なのに出るところは出ている、スタイリッシュボディー。 一目惚れでした。それから数ヶ月、夢にまで見た彼女に乗れる日が ついにやってきた。前日は興奮して眠れずかなり深酒したことを 記憶している。そして、ついに彼女を海に出し、シートに腰を下ろす。 私の想像通り”いい女は一筋縄では上手くいかない” 西5ノット前後の向い風、ゆれる船体、上手く漕ぎ出せない。 その時思った「こいつと付き合うには。俺も相当イケテル奴にならないと 駄目だ」ふと、船首に目をやると、ゆれに合わせて上手く漕ぎ出してる奴 がいた。S氏。いい男はやはり違う、そういえば彼は外国のモデル体型の 女{アウトリガーカヌー}とも付き合っていた。やり手だ! 私は心に決めた、浮気はしない「こいつをものにしてやる」小悪魔的で 意地悪でも時には、凄いご褒美をくれる{サバニは風と漕ぎが一体になった時 凄いスピードが出る。海のF1とも表現されている}私の中では彼女に ”景子”と名付けた、小悪魔的な感じとそのスタイリッシュなボディーから。 私の好きな北川景子から名付けた。やはり、私と同じ様な考えを持った奴が 他にもいた。毎年好成績を上げる”ざまみ丸”のクルーでJ氏、彼曰く 「島童はサバニの中でピカ一のダイナマイトボディーだよ。俺の中では、 ビヨンセって呼んでいる」世の中には似た奴が居るもんだ。
2010年 冬
ライバルのS氏を船首に乗せ”景子”で海に出る。私が舵を取り。 「へへへ、こいつはもう俺の女だぜ」 甘かった!かなりのうねり、長者ヶ崎で風が舞う。エーク選択ミスも 重なり、コントロールが効かない。釣り人のリードに船が接触しそうになる。 睨む釣り人。「ソーリー アングラー!」 まだまだ駄目だ クルーに 謝り、船を片付けながら「帰ったら家の前の海でパドルボート{ベッキー}でエーク の練習しよう」と思ったその時。”痛てー”景子のささくれ。 彼女は小さな浮気も許さない。
かに
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